雑記と社会人

火ノ丸相撲は漫画史に残る作品。漫画を通じて感じた、思ったことを書きます。

火ノ丸相撲 211番 力士の生き様 感想

台詞への感想
「潮君が…帰ってきた…?」
「いや…違う…!」「僕が会いたかった潮君は…」
:草介、実に勝手ですな。あなたにとっての潮君は、いつまでも、あのIH決勝の潮君のままではないのに。自分は大和国の相撲、いや、大和国になる…高校から一貫しているその姿勢は素晴らしいが、それを潮君にまで強要するのは、違うよ…。

「本当にもう、何も方法は残ってないのか…?」
「中学で体格の壁にぶつかって、それでも諦めずに工夫して結果を出す君を…」
「僕は…尊敬してたんだ…なのに…」「ライバルになるんじゃなかったのかよ…」
:草介…寂しかったんだな…ライバルが、辞めていってしまうのが…にしてもだ、狩谷としても、草介から「ライバル」と認められて、嬉しかったろうに…
⬆️
4巻にて、「俺を、ライバルと認めざるを得ないだろうよ…」と言っていたからさ…。

「…どうしてこの現実ってやつは、僕らを夢から醒まそうとするんだろうなぁ…」
「君も現実に、抗いきれなくなったのか…?」
「死んでも捨てないんじゃなかったのか…君が俊の…小兵の技を使うのは、今までの気味の生き方を否定するんじゃないのか…!?」
「結局その道に行き着くなら…あの戦いも、
ただの回り道だったって言うのか…!?」
「君はもう、横綱を目指してはいないのか!?」
「僕は…君の生き方に触れたから僕は…」
:草介にとっての横綱とは、大和国。だから、大和国のような相撲を、小兵である火ノ丸がすることを見て、草介は、「僕と同じ、横綱大和国を目指すものなんだ!」と思ったのかもしれない。
しかし、だ。火ノ丸は、大和国のような横綱になる、だなんて、一言も言ってはいないのだ。
それに、横綱とは1つではない。それは草介もわかっているはずなのに…。譲れぬ信念、故の否定なのだろう。


真面目な感想
力士、草薙の生き様と、力士、狩谷俊の生き様、
そして、力士大包平の生き様。それぞれ譲れぬ信念がぶつかり合う、火ノ円相撲という作品は最高である。また、一度負けたからといって、全てを否定されるわけではないし、否定するのはもったいない。負けてから、どう生きるか…だからね。


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©️火ノ丸相撲/川田/集英社

にしてもからあげさんこと加納さん…もとい、大包平が闇落ちするとはなぁ…。

 

211話のまとめ。
草介ェ…➡️草介…涙➡️加納さん…!?➡️弟ぉ~!