就活の話5
誰か慌たゞしく門前を馳けて行く足音がした時、私の頭の中には、お祈りの連絡通知に悶えている私がいた。けれどもその連絡は、Twitterのタイムライン通知と共に、すうと頭から抜け出して消えて仕舞つた。さうして眼が覚めた。
7月3日。平成最後の夏は就活と共に始まった。
内定の無い就活生は今日も説明選考会に面接と
真夏日の東京を駆けずり回っています。
就活していて、他の就活生の方と話す機会があるも、
みんながみんな内定を持っていたり、いなかったり。
内定持っている人はみんな口々に
「大丈夫だよ、そのうち内定でるから」とか
「今の内定先悩んでいるんだよね」と贅沢な…と
思うことを口にするのだ。内定コレクターになるが
ために就活をするのであれば、遠慮していただきたい、席は限られているのだから。
方や内定無い人は「なんで内定無いんだ」
「この世は理不尽だ、くそだ」「あの企業許さん」
と、逆恨みばかりである。
自分自身も見直すところがあるのではないか?
というブーメラン。
人の振り見て我が振り直せ、その言葉の意味を痛感した今日この頃。未だに内定は出でいない。